るろうに蹴心

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アルミン・フェーが復帰

えー、昨日深夜にE.フランクフルトから

昨季まで指揮を執っていた

アルミン・フェーが同クラブの監督に

就任(復帰)することが正式に発表されました。

 

 

 

ここで少しだけ

彼の最近の経歴について触れましょうか

 


意外にも2006-7シーズンの優勝監督である彼。


しかし、率いてきたほとんどのクラブで

途中解任の憂き目に遭ってきました。


戦術は皆無に等しく

ウォルフスブルク時代には

選手から戦術を批判されることも。


そしてマガトと並び

『時代遅れの“終わった”監督』

というレッテルを貼られていましたが

フランクフルトを率いて評価が一変。


前年2部落ちしたチームを

再び1部に引き上げ

翌年勢いそのままEL出場権獲得。


翌々年のELではCL常連のFCポルト

あと1歩のとこまで追い詰めました。


そんなフェーの汚名返上物語に

貢献したのが乾貴士です。


2部での直接対決でフェーの目に止まり

彼直々にオファー。

 

移籍1年目から6ゴール8アシストの活躍で

好調なチームとともに

ブンデスリーガに旋風を巻き起こしました。


ちろん乾さんだけの活躍で

レッテルを剥がせたわけではなく

同期入団のトラップ、ザンブラーノ、

オツィプカ、アイクナーに加えて

既存組のアンデルソン、ユンク、

シュヴェクラー、ローデ、マイヤーと

みんながみんな素晴らしい活躍をしました。

 

が、やっぱり

選手次第なんですよね、この監督。

 

乾さん、2年目は

得意のカットインを研究され

EL出場に伴う補強でライバル増加。


チームも過密日程で怪我人増加、

システム変更を余儀なくされ

乾さんのポジションは無くなりました。


そんな中、結果が出ないチームで

外国籍選手に批判が集まるのは当然。


言葉の問題も度々指摘され

日独両方のサイトで批判の言葉を

僕自身見てきました。

 

スポーツナビさんの方で

そのへんのことを触れたコラムが

ありますので以下に貼っておきます。


 

 

残留争いをするチームの蚊帳の外

ビッグクラブが居並ぶ中で、アイントラハト・フランクフルトは自らの立場を築いてきた。伝統あるクラブはドルトムントシャルケに敢然(かんぜん)と戦いを挑み、乾貴士という創造性あふれる選手を擁してブンデスリーガを驚かせてきた。だが、そんな物語も長続きはしなかった。鷲をマスコットとするクラブにおいて、現在のストーリーはまったく異なったものとなっている。

2012−13シーズンの序盤、乾は昇格チームが見せるセンセーショナルな成功譚(たん)の顔とも言える存在だった。そのパフォーマンスは過去の偉大なアーティストたちを思い起こさせ、ジェイ=ジェイ・オコチャらが残した攻撃の天才の足跡につながるものだった。乾はリーグ戦で6得点8アシストという成績を残し、アルミン・フェー監督率いるチームを、驚きのヨーロッパリーグ出場圏内へとけん引したのだ。

だが今日、チームが直面する現実は降格という危機との苦闘である。アイントラハトにおいて、乾はほとんど自分の役割を果たせていない。情熱はもちろんのこと、肉体と精神の強靭(きょうじん)さが求められる残留争いというバトルにおいて、25歳の日本人は蚊帳(かや)の外となっている。フェー監督が他の選手でチームを構成するようになってしばらくたつが、乾のプレーが輝きを放つことはなく、また安定感も欠いている。その姿は、この状況をほぼ受け入れているかのように見える。このMFからは、自分がどういう状況にあるのか理解しているかがうかがえないのだ。

 

日々の姿勢に現地記者から厳しい声

なぜ乾はベンチウォーマーという役割を受け入れ、それに満足しているかのように映るのだろうか。その理由は明白である。「全般的に、乾は1部リーグのスピードについていくことに問題を抱えている」。地元紙『フランクフルター・ラントシャウ』のシュテファン・クリーガー記者はそう語る。

確かに乾は本当に素晴らしい技術を備えているが、前線での動きの中で「いつも信じられないようなボールの失い方をする」とクリーガー記者は指摘する。そうしてフランクフルトはこれまでにも、「乾がボールを失った地点から、何度か見事なカウンターを食らって」(クリーガー記者)ゴールを献上してきたというわけだ。

「乾にはブンデスリーガでプレーするだけの能力がある」と語るのは、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥンク』のラルフ・バイトブレヒト記者だ。確かに昨シーズンは、その能力があることを示してきた。乾のポジションは中央から左サイドに変わったが、それだけがパフォーマンス低下の理由とされるべきではないだろう。

やる気のない様子は、ピッチ外でも見て取れる。それこそが乾の危機の最も深刻な理由であろう。「彼はとにかくドイツ語を学びたくないようで、それを気にもしない」とバイトブレヒト記者は指摘する。乾は「ソリスト(独奏者)のような状態」だという。ゲーテ・インスティテュート(ドイツの国際文化交流機関)へドイツ語を学びに行っていたが、おしゃべりをしていただけのようだ。「彼は自らに苦行を強いることがないんだ。ピッチ上でも、フィールド外でもね」

テレビ局の『スカイスポーツニュースHD』のためにフランクフルトを追っているアレックス・ボーネンゲルも、そのことは承知している。乾のことは日々の練習でも見ているのだ。乾は、チームになじむための何かをほとんどしない。「乾は確かに練習グラウンドに立っているけれど、チームの一部ではないことは明らかだ」とまで言い切る。

 

チームとのコミュニケーション不足は明らか

バイトブレヒト記者も、おそらくドイツ語は日本人にはとても難しいもので、概してサッカーそのものの方が自分を伝えやすい言語なのだろうと理解はしている。だが、例えば乾のチームメイトであるアレックス・マイアーを見てみると、練習の後も乾より長くグラウンドに残り、フリーキックを50〜60本は蹴っている。「乾は部屋に入ってシャワーを浴び、家へと帰っていく。ブンデスリーガのプロ選手は、日々の練習は1度であることが普通だ。だからドイツ語を勉強する時間がないなんて、ナンセンスだ」と同記者は考える。

彼の通訳や、フランクフルトの女子チームに所属する田中明日菜安藤梢によると、乾はいつも自分の家にいて、ほとんどの時間を家族と一緒に過ごしているようだ。サッカー専門サイト『GOAL』は、アウェーゲームに向かう25歳のMFは、バスの中ではヘッドセットで耳を覆い、家から持ってきたタブレットPCで漫画を見ていると伝えている。

「アルミン・フェーはコミュニケーションがとても重要だと言っており、選手たちとドイツ語で話せることを望んでいる」と、フランクフルトのファンフォーラムを主催するティティアン・ボルツァーガは説明する。指揮官は、常に乾のファンだった。サポーターであり応援者であることに「今も変わりはないが、言葉の障壁があまりに大きいことに監督は悩まされている」という。この状況の終結や解決策は、まだ見えていない。「言葉を話さなければ、グループに入っていくのは難しい」とフェー監督も話しているが、乾にドイツ語の勉強を強要することはできない。

 

フェー監督「デリケートな生き物」

乾は1年足らずの間に、チームの中でキープレイヤーから2番手以下へと降格していった。ボネンゲル氏が「非常に微妙だ」と言うブンデスリーガでの乾の可能性は、ブラジルでのワールドカップ(W杯)においてのチャンスと同様のものとなりつつある。

チーム内にも同じような状況にある選手はいる。乾とポジションを争うライバルである、トランクィロ・バルネッタである。「バルネッタは、とてもよくやっている」とバイトブレヒト記者は語る。やはりW杯を目指す同選手は、スイス代表のオットマー・ヒッツフェルト監督からはっきり言い渡されていることがある。「もっと試合に出ることが必要だ」と。

シャルケからフランクフルトへと移籍してきたバルネッタは、難しい現状においてフランクフルトが求めるものを正確に体現してきた。このMFは袖をたくしあげ、「フェーが例示するものを、しっかり自分も見せてきたんだ」(バイトブレヒト記者)

指揮官は選手たちに、ハードワークを要求する。バルネッタは、それを提供してきた。乾は違う。3月29日に行われた第28節のボルフスブルク戦を含めた直近の5試合で、先発メンバーに選ばれ続けてきたのはシャルケから期限付きで加わったバルネッタだった。「バルネッタはよくやったし、チームもよくやってくれた」とフェー監督は話している。乾が与えられていたかもしれない指揮官からの信頼の眼差しは、今は別の選手へと向けられている。小柄な日本人選手のことを「デリケートな生き物」と評するフェー監督は、「あまりに仕事量が少ない1人の選手から、前へと進むわれわれの歩みに影響を受けてはいられない」と話している。時間を与えるというよりも、もはや別れの言葉のように響く。

乾はフランクフルトを出て行くのだろうか? 「まだそんなことは言えない」とバイトブレヒト記者。フェー監督はすでに、今季限りでクラブを離れる意思を表明している。「なにせ、クラブは新監督を探すことで手いっぱいだからね」というわけだ。

この状況は、乾にとってはチャンスになるかもしれない。残り6試合の残留争いを勝ち抜ければ、この日本人選手はまた今夏、新監督の下で勝負に臨めるかもしれない。

ただし、チームになじむことができなければ、監督が変わろうともそのうちうまくいかなくなることは確実だ。真実とは、ピッチ上だけにあるものではないのだ。

<了>

 

僕自身もですね

この年の乾さんのパフォーマンスは

全然ダメダメだったと思ってます。


でも同様にバルネッタ

良くなかったと思ってました。


だから納得できませんでした。

 

が、やっぱり“言葉の差”が

出場機会の差になったんでしょうかね。


同じくらいのパフォーマンスなら

言葉がより通じる選手を

使いたいのも当たり前かもしれません。


ちょっとフェーの選手起用の意図も

分からなくもないかも。

 

分かりたくないけど…(笑)

 

今現在も乾さんのドイツ語は

まだアレだと思います。


もうドイツに長いこと居るので

ペラペラにマスターしてほしいんですが

語学って他人が思ってる以上に

難しいですからね。


それにもともと

サッカーだけやってきた

「サッカー小僧」ですから。


仕事に必要だからと言っても

なかなかモチベーションに

繋がりにくいのかもしれません。

 

『このままだとまた昨季の二の舞じゃ…』

と心配される方も多いと思います。

 

だがしかし

 

僕はそう思いません。

 

なぜならば

 

 

長谷川長谷部さんがいるからです!

 

 

もう彼は孤立ではありません。

 

シュテンデラ、キッテルという

若くてお互い理解できる

チームメートも出来ました。


練習場の警備のおっちゃんも

乾さんのこと大好きです。


言葉はもちろん重要ですが

昨季は出れなくなったときの

気持ちの持って行き方、

モチベーションの方に問題あったと思います。

 

でも今は心配いりません。

 

不貞腐れて

『もうどうでもいいです』

なんて言葉が彼の口から出ることは

もうないはずです。

 

僕が断言します。


 

残留という道を選んだならきっと

フェーからの信頼を取り戻す自信が

あるということだと思います。

 

このままだとあの無能監督に

認められてない感じで僕も嫌です。

 

なので僕は乾さんに

残留してほしいと思います。


フェーに『ふぇぇぇぇ〜』と

一泡吹かせるどころか

口から泡を吹かせてやりましょう。


だって悔しいやん。

 

納得できへんやん。

 

乾さんの実力を認めさせてから

辞めてもらいましょう。

 

タカシできるよ、タカシ。

 

来季の乾さんに期待しましょう。

 

長谷部さんもよろしくね。


 

 

今回は以上です。

 

皆さんも乾さんに今季以上の声援

愛をよろしくお願いします。